【知らないと経営できない】1ヶ月のサロン経費について

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【知らないと経営できない】1ヶ月のサロン経費

栗原力也
栗原力也

こんにちは。1ヶ月で50人以上集客した栗原です。

今回は知らないと経営できない1ヶ月のサロン経費についてお話していきます。

今回のテーマに基づき、1ヶ月にかかるサロン経費がどれくらいかかるのか、皆さんが見逃しがちな経費以外の支出についても詳しく知ることのできる動画になっております。

必ず毎月一定の経費は発生するのでどれくらいの売上がないと経営していけないことがわかるようになり僕が5年間サロンを経営して経費について気がついたところや気になったところも細かく解説していきます。

あなたは普段こんな事で悩んでませんか?

「独立するにあたって経費ってどれくらいかかるんだろう」

「自分が経営するサロンの経費は適正なのか」

「売上は有るのに貯蓄できない」

なんとなく今のような事を感じてはいるんだけど実際、何をしたらいいのかわからない。

こんなふうに思ってませんか?

でもこれらのことは感じて当たり前なんです。

だって学校や就職先でお金や経営の勉強を教えてはくれませんでしたよね。

だからみんな自己流になってしまって困っているんです。

実際に過去の僕もそうでした。

独立したけど勘定科目がわからない。

自分の支払っている経費が適正なのかもわかりませんでした。

何もわからないからと言ってこのまま放っておくと無駄に経費を使い過ぎて損をし続けることにもなります。

でも大丈夫。今回の動画を見ることで経費について学ぶことができ対処する事ができます。

僕も無駄な経費を支払ったり、失敗体験を積み重ねた事で大きな気付きを得ることができました。

経費について損をしない為にも、ぜひ最後まで今回の動画を見ていってください。

このチャンネルではマーケティングについてお話ししたり、僕が月商100万円達成するまでに学んできたノウハウを発信していきますので、今後の発信を受け取りたいかたはチャンネル登録してください。

それではスタートします。

固定費と変動費について

経費とは大きく分けて2つ存在します。

まずひとつが固定費

そしてもうひとつが変動費です。

固定費と変動費がなんなのかと言うと固定費とは売上の変化に関わらず一定に支払う経費を言います。

例えば家賃やテナント料などが固定費に当たり、売上の変化に関わらず一定に支払う経費です。

お客様が多くご来店し、売上がたくさんあっても、お客様があまりご来店されず、売上が少なくても家賃やテナント料の金額は上下しません。

よって家賃やテナント料は固定費になります。

そして、もうひとつ変動費とは売上によって変動する経費のことを言います。

例えば、仕入れなどの材料費などが変動費に当たり、売上によって変動する経費です。

お客様が多くご来店し、売上が上がった場合には、それに伴ってお客様に使う材料費が多くかかります。

はたまた、お客様がご来店されずに売上が少ない場合にはお客様に使う材料費は下がりますので材料費は変動費になります。

ここで質問です。

水道光熱費とは固定費でしょうか?変動費でしょうか?

「家賃のように毎月かかる一定の費用だから固定費ですか」

「いやいや、シャンプーやドライヤーを使って売上に関係するから変動費ですよね」

「そう言われると固定費と変動費、どちらとも捉えられる気がする」

実はこれ、業種によって変わってくるので多くの人がつまずくポイントなんです。

しかも、AIのチャットGPTですら間違えます。

僕は以前チャットGPTに美容室の固定費は何ですか?

と質問したら水道光熱費は固定費に含まれていました。

そのあとに売上に応じて、シャンプーする時に水道を使ったりドライヤーの電気を使うから変動費じゃないの?と質問したら変動費ですと返ってきました。

その他にも美容室経営者の書いたブログにも水道光熱費は固定費ですと書いてる人もいれば変動費ですと書いている人もいます。

ですが専門家である税理士さんがYouTubeで見解するには固定費、変動費は業種によって異なるということでした。

固定費は売上によって変動しない。

変動費は売上によって変動する。

水道光熱費の場合、整骨院なら売上によって変動がないので固定費になり、飲食店や美容室なら売上によって変動するので変動費になると言うことです。

しかも、さらにややこしい事に固定費と変動費ってそれぞれ意味が2種類存在してるんですよね。

それは仕事で使われてる固定費と変動費。

家計簿で使われてる固定費と変動費。

仕事か家計簿かで固定費と変動率の意味が変わってくるのでごちゃごちゃになって間違えて見解してる人がとても多いんですよね。

仕事の固定費は売上によって変動しない費用。

仕事の変動費は売上によって変動する費用。

家計簿の固定費は毎月かかる一定の費用。

家計簿の変動費は毎月かかるわけではない費用。

このようになっており、それぞれの意味を把握していないと間違えて見解してしまいます。

しかし、こんなに長々と説明しておきながら固定費や変動費を覚える必要なんてありませんし、経費の中でそれほど重要ではありません。

経費で最も重要な事は固定費や変動費を覚える事ではなく支出額が大きいサロン3大経費だけを覚えておく事だからです。

「どうして支出額が大きい経費だけ覚えればいいんですか?」

「他の経費は重要ではないんですか?」

「サロン3大経費ってなんですか?」

こんな意見が聞こえてきそうです。

サロン3大経費とは家賃、広告費、材料費の3つの経費の事をいいます

サロン3大経費について

どうしてサロン3大経費だけ覚えたほうがいいのかと言うと、

経費の半分以上がサロン3大経費だけで占めているからです。

その他の細かい10個の経費を足したところで3大経費には及びません。

1000円単位の小さな経費を削減してもほとんど効果がありませんよね。

それでしたら10000円単位の経費を削減した方が効率が良いのはわかるはずです。

例えば、穴の空いたぼろぼろのバケツで水を運ぶとします。

バケツに水を入れて運んでも、穴から漏れてしまうので

片手で小さな穴を塞ぎながら運ぶより大きな穴を塞いで運んだ方が水を多く残せますよね。

他にも大怪我をしている時に小さな傷を処置するのでは無く、

大きな傷から処置しないと出血多量で危険だと言う事もわかるはずです。

ですので固定費や変動費を知る事では無く支出額が大きい経費、

つまりサロン3大経費を先ずは知っておく事のほうが重要なんですよね。

サロン3大経費:家賃について

家賃の相場は最大売上の10%と言われております。

最大売上100万円のサロンなら家賃やテナント料は10万円が適正です。

なんと言っても家賃やテナント料は長い時間サロン経営をしていく中で最も大きな経費であり、あとから削減なんてできませんので要注意。

家賃が高過ぎると取り返しのつかない事になり、売上を上げる事でしかカバーができません。

しかし、売上を上げてカバーと言っても既に売上が限界値に達しているのであれば、値上げをして売上の限界値を上げるしかありません。

サロンの席数によって売上の最大値が決まり、特に一人でサロンを経営する場合は売上の最大値に限界があります。

ですので家賃やテナント料は経費の中で最も重要なのでこれから開業されるかたは覚えておいてください。

業種によって変わりますが、ひとりの売上の限界値はおおよそ決まっております。

料金単価や営業時間、営業日数で差は開きますが理容室や美容室なら1ヶ月で80万円から120万円がおおよそ一人の最大の売上です。

理容室なら男性客がメイン、美容室なら女性客がメインとなり、女性客のほうが単価が高く、美容室のほうが売上が高い傾向にあります。

ですので一人で経営する場合の家賃相場も理容室や美容室なら8万円から12万円くらいにしておかなければなりません。

もしも家賃が4万円も抑えられれば1年間で48万円差が開き、差額が自分の収入になると分かればとても気になるところですよね。

もちろん相場より安い所を選ぶことは理想ですが、あまりに立地条件が悪く経営が成り立たない可能性もあるので慎重に選ばなければなりません。

ですので家賃やテナント料は経費の大きい部分になりますので失敗しないように気をつけましょう。

サロン3大経費:広告費について

次に広告費になります。

広告費の割合も家賃と同様に最大売上の10%が目安と言われておりますが、家賃のように一定金額ではなく場合によっては大きく変動します。

何故、広告費は大きく変動するのかと言うと最初は大きな費用がかかり後から費用が少なくなるからです。

それを踏まえて説明します。

しっかりしたホームページを業者に依頼して作ったり、有名ポータルサイトに掲載したり、Google広告を使えば年間の広告費は150万円から300万円程かかる事でしょう。

ホームページ制作費用もピンキリで安いものなら10万円、大企業が使う規模の大きいホームページなら500万円にもなってしまいます。

理容室や美容室、その他業種の中小企業の場合は30万円から150万円くらいがホームページの相場です。

もちろん、どれくらいGoogle広告やYahoo広告を載せるかだけで追加費用がかかり、大きな差がでますが、もともと広告費とは家賃のように大きな経費なんですよね。

しかし、多くのリピーターを獲得できたり、ホームページのSEO対策で上位表示さえさせられれば広告費はほとんど必要なくなります。

何故なら、多くのリピーターさえ獲得してしまえば広告費を使って新規のお客様を集客する必要がないからです。

それとSEO対策とはsearch engine optimizetionの略で検索エンジン最適化と言います。

このSEO対策をする事でホームページを検索結果の1ページに表示させる事が可能です。

検索結果の1ページ目に表示させられれば新規のお客様に店舗の存在を知ってもらう事ができ、広告費削減とともに集客力が大幅にアップします。

何故なら無理に広告費用を払って集客しなくても上位表示されたホームページによって無料で集客できてしまうからです。

現に僕は開業当初、最初の1年間で250万円の広告費を支出し、2年目以降はほとんど支払ってないんですよね。

しかし、最初の広告費はホームページ制作時に大きな金額がかかり、その他の広告費用で大きな金額を支出する事になります。

ホームページ制作費用を月割換算して広告費用に含めると家賃を上回る場合もありますが、永久に支払い続けるものではありません。

ですので広告費も家賃と同様に大きな経費になりますが最初のほうだけ大きな負担となり、後はほとんど経費がかからないので覚えておいてください。

そしてもうひとつ、独立する場合の広告費に関連するお話しをします。

サロンを独立する時に日本政策金融公庫から借入する場合は、最初の半年から1年間は返済金が発生しません。

何故なら創業当初は売上金が無く、支払う事が困難なので半年から1年間の猶予期間が与えられるからです。

しかし、返済金の利子だけは発生してしまいます。

借入金額によって異なりますが、月々の利子はおおよそ1万円くらいでしょう。

半年後または1年後から平均して5万円から7万円くらいの返済費用がかかります。

ですので1年目は返済金が発生せず、お客様がいない状態なので広告費を支払い、2年目から広告費を使わず、広告費分を返済金にシフトさせることが理想です。

そして、勘違いされる方もいらっしゃるので言っておきますが返済金は経費ではありませんのでサロン3大経費には含まれません。

しかし、500万円を借入したとして、借入金から開業費や広告費として500万円使った場合は経費となります。

公庫からの借入金は経費として使っていなければ、経費ではありませんし、あくまで借りただけです。

もしも返済金が経費になるのなら500万円を借りて、使わずにそのまま返せば1円も使わず500万円の経費が作れるチート級の裏技になってしまいますよね。

ですので返済金は経費ではありません。

何度も言いますが借入して事業に使った分が経費になります。

しかし、借入して発生した利子は公庫に支払う経費となりますので覚えておきましょう。

それと借入金額は自分の手持ち資金の2倍まで借入できます。

借入する前にホームページ制作として広告費を手持ち資金から使った場合でも、借入金額を減らす事なく借りられます。

例えば、手持ち資金が300万円。

600万借りられるはずが先にホームページで100万円使って手持ち資金が200万円になったから400万円しか借りられない。

なんて事はございません。

準備として先に支払った経費は認められますので、100万円の領収書を提示すれば600万円借入する事ができます。

そもそも、借入してからホームページを作っていたら開業までにホームページ制作が間に合わない場合もありますので注意しましょう。

サロン3大経費:材料費について

そして家賃や広告費の次に大きな経費となるのが仕入れ材料費。

業種によっては材料費がかからない場合もありますが、美容室の材料費は変動費として売上の10%と言われております。

理容室なら男性客がメインなので女性客よりカラー材やパーマ材の量も少なくなりますし、使用頻度も下がる傾向です。

ですので理容室の材料費は売上の5%くらいになりますが理容室、美容室ともに特殊技術をウリとするサロンであれば10%を超えてしまう場合もあります。

しかし、ターゲットを絞っているサロンであれば材料費も絞られ5%未満にする事ができるんですよね。

現に僕のサロンはターゲットを絞っており、不必要な材料は仕入れていないので材料費が3.5%程になっております。

材料費は経営の仕方で差が開く項目です。

ですので材料費が多い場合は売上の10%が目安になるので覚えておきましょう。

ここまでがサロン3大経費と言われ、サロンのかかる大きな経費になり、最も優先すべき項目になります。

サロン4大経費の場合はあとひとつ人件費というとても大きな経費が存在しますが僕はひとりサロンなので割愛させていただきます。

経験した事や業種に関連している部分はお話しすることができますが人を雇って人件費を払ったことが無いので僕には語る資格がありません。

サロン3大経費:まとめ

ここまでの話しをまとめると家賃、広告費、材料費の3つがサロン3大経費と言われています。

家賃は最大売上の10%、広告費も最大売上の10%が目安だが最初が高く後から低くなる、材料費は変動費なので月の売上の5%〜10%。

最大売上10%と変動費10%は金額が変わるので間違えないようにしましょう。

最大売上が100万円のサロンは家賃が10万円、広告費が10万円までが適正ですが、家賃と広告費は固定費ですので売上が50万でも家賃は10万、リピーターが少なかったら広告費10万円と言う事です。

一方、材料費は変動費なので月の売上が100万円なら5万円〜10万円、月の売上が50万円なら2万5千円〜5万円が目安と言う計算になります。

最大売上と変動費でごちゃごちゃになってしまうので簡単に説明するとサロン3大経費は売上に対してどんなに高くても25%以下であれば適正で軌道に乗っている状態ですよと言う事です。

ここまでの話し、ひとりサロンの場合にサロン3大経費だけでどのくらいの費用になるのかをまとめるとひとりサロンの最大売上は80万円から120万円で計算すると

1.家賃は最大売上の10%が目安で8万円から12万円。

2.広告費も最初は最大売上の10%が目安で多くても8万から12万円。

しかし、リピーターが十分に確保されれば広告費を支払う必要はありません。

3.材料費の目安は売上の5%〜10%。

変動費なので売上によって上下します。

売上が50万円の場合、2万5千円から5万円。

売上が100万円の場合、5万円から10万円になります。

以上のポイントを踏まえ、最大売上100万円のひとりサロンが売上50万円だった場合、家賃が最大売上の10%なので10万円。

広告費もリピーターが確保できていないので10万円。

材料費が売上50万円の5%なら2万5千円、10%なら5万円。

サロン3大経費だけで22万5千円〜25万円くらいになります。

しかし50万円の売上に対しサロン3大経費だけで25万円だと売上に対して50%になるので軌道に乗っている状態とは言えません。

最大売上が100万のひとりサロンが売上100万の場合、家賃が最大売上の10%なので10万円。

広告費はリピーターが確保できているので0円。

材料費は5%なら5万円、10%なら10万円。

サロン3大経費だけで20万円以下になります。

100万円の売上に対し20万円以下、つまりサロン3大経費が売上の20%になっているので充分に軌道に乗っているという事です。

サロン3大経費は売上に対し25%以下が目安になるので、

最大売上100万円のひとりサロンを経営する場合、

25万円以下がサロン3大経費の目安の金額になります。

このサロン3大経費は売上の25%が目安になるのでそれぞれの売上に当てはめましょう。

売上80万円のサロンならサロン3大経費は20万円以下

売上100万円のサロンならサロン3大経費は25万円以下

売上120万円のサロンならサロン3大経費は30万円以下が適正と言う事になります。

サロン3大経費は売上の25%以下が適正です。

最終的には広告費は支払わず家賃10%と材料が5%で

サロン3大経費が売上の15%以下で有ればパーフェクトで言う事がありません。

ですのでサロン3大経費は売上の15%〜25%にしましょう。

「いやいやサロン3大経費はわかったけど他の経費が一体いくらかかるのかわかりません」

「全体の経費では売上の何%が目安なんですか?」

「もう少し細かく教えてください」

こんな意見も聞こえてきそうです。

それではサロン3大経費以外の主に毎月かかる経費についても話していきますし、1か月でいくら必要なのかも解説していきます。

全体の経費について

サロン3大経費の他に主に毎月支払う経費は水道光熱費、通信費、利子割引料です。

しかし、消耗品費や旅費交通費、雑費など他にも毎月かかる経費はたくさんありますが

これらは一人一人状況によって変わってくるんですよね。

ですのでここでは一旦、水道光熱費、通信費、利子割引料に絞って解説します。

まずは水道光熱費。

水道光熱費は電気、ガス、水道の3つを合わせた経費になりますが、理容室、美容室の場合、変動費として売上の3%から5%が目安となります。

水道光熱費は100万円の売上で3万円から5万円が目安と言う事です。

しかし、水道光熱費は冬場になると1番安い時に比べて2倍くらいになります。

冬は冷たい水を温めたり、冷たい空気を温めるのに多くの電気やガスを消費しますので

料金がどうしてもあがってしまうんですよね。

ですが節約したところで変動費3%から5%ですのであまり大きな効果は期待できません。

ですので水道光熱費に関してはあんまり気にしなくても大丈夫です。

次に通信費、通信費とは主にインターネット回線や電話料金となりますがテレビのNHKの料金にも使えます。

この3つを合わせて月々の支払いに換算すると通信費は約1万円になりますが、契約プランなどで少し金額が違う事はご了承ください。

次に利子割引料ですが、利子割引料は返済する時に支払う利子で毎月支払う経費になります。

借入金や残りの返済金によって変わってきますがこちらも月々約1万円くらいが目安と言っていいでしょう。

水道光熱費、通信費、利子割引料は毎月かかる費用ですがサロン3大経費に比べると

経費の割合は少ないのでほとんど気にしなくても大丈夫です。

消耗品費や旅費交通費、雑費などは一人一人状況によって違う経費なので2.3万円くらい変わってくるかも知れません。

それと事業税や固定資産税といった税金の経費も存在しこちらも状況によって金額が変わってくるんですよね。

サロン3大経費とこれらの経費を全て含め、売上の20%〜40%が目安と言われています。

つまり、100万円の売上に対して全体の経費が40万円以下で有れば適正と言う事です。

「いやいや、経費ってそんなにかかるんですか?」

「100万円の売上に対して経費40万円ってかかり過ぎじゃないですか?」

「そもそも経費の目安が売上の20%〜40%って大雑把過ぎませんか?」

と言う意見もある事でしょう。

勘違いしないでほしいのは売上100万円に対して毎月40万円の経費がかかるわけではありません。

経費が売上の20%〜40%が目安と言われ20%もの開きがあるのは税金の支払いや税理士に支払う費用、

家賃の更新料など大きな経費が発生した場合に大きく上昇するからです。

現に理容業、美容業は簡易課税事業区分が第5種事業と言われ、みなし仕入れ率50%とされています。

つまり、理容業や美容業は経費が売上に対して大体50%になりますよと区分されている事です。

軌道に乗っていれば実際にそこまで経費はかからないのですが

経費の支払いが多い月は40%くらいになりますので覚えておきましょう。

経費以外の支出について

しかし、これらの経費以外にも毎月支払わなければいけないものが存在するんですよね。

それは国民年金、国民健康保険、返済金になり、この3つをトータルすると約10万円程になってしまいます。

そして最後に生活費です。

田舎で有れば10万円、都会で有れば20万から30万、または1人暮らしなのか5人暮らしなのかでかかってくる生活費は大きく違います。

ですので全ての経費や年金、保険などの控除となる支払い、生活費などを含めるとなんだかんだで売上が50万円から80万円くらいないと生活が成り立たないんです。

全てを含め50万円なら大丈夫そうですが80万円になってくると結構厳しいと思いますよね。

現実をお伝えするとサロンを開業して3年以内に9割のサロンが廃業すると言われています。

廃業しない為には経費だけでなく生活費や、1ヶ月にかかる全ての費用を細かく計算しなくてはいけないんです。

創業計画書に数字を記入してもおおよその経費しか書きません。

創業計画書には国民年金、国民健康保険、固定資産税、所得税、住民税、事業税、生活費など、全てが含まれていないので大丈夫そうだと錯覚してしまうんですよね。

ですので創業計画書のみの数字に囚われてしまうと痛い目にあいます。

僕だって独立して1ヶ月にこんなにお金がかかるのかと現実を突きつけられてガッカリしてしまいました。

今までお金の勉強なんてしてこなかったし、理容師、美容師がファイナンシャルプランナーの資格まで持っているなんて事はほぼ0です。

結局は皆、同じなんですよね。

同じところで苦しんでしまうんです。

ですので今回お話しした経費の目安金額を把握した上で、経費以外の支出や生活費なども含めて計算していきましょう。

ちなみに僕は経費の目安金額なんてものを知らなかったので家賃が最大売上の17%になってしまい苦しい思いをしました。

その後、値上げや業務効率化をして15%以下までにする事はできましたが10%にする事はできません。

しかし、広告費はほぼゼロで材料費も売上の3.5%しかかかっていないのでサロン3大経費だけで売上の20%以下にはできているので体勢を立て直す事ができました。

僕のように苦しまない為にも、ここでは実際に僕が1ヶ月に支払っている経費を公開しますので是非参考にしていってください。

栗原力也の1ヶ月経費(月商100万円サロン)

家賃145000円

材料費20000円〜40000円

水道光熱費15000円〜30000円

通信費約10000円

利子割引料約10000円

消耗品費、旅費交通費、雑費、その他経費20000円〜50000円

僕の場合、一ヶ月の経費は220000円〜285000円くらいです。

しかし、税理士報酬や事業税と、家賃の更新料と言った大きな経費の支払いが発生する月は

350000円から400000円になる場合もあるんですよね。

このように経費も月によっては2倍くらい変わってくるので

僕の場合は平均するとおおよそ30万円くらいになります。

これらの経費に加え、返済金、国民年金、国民健康保険、生活費を含めると

おおよそ60万円から70万円くらいになってしまうんですよ。

さらに所得税、住民税、車検など大きな生活費の支出がある月はトータル80万円くらいになる時もあります。

あなたはここまで計算できていますか?

ここまでの話を聞いていくつ想定外の支出がありましたか?

「そんなこと言われても税金の計算方法がわかりません」

「税金がどれくらいかかるのかわからないので予想ができません」

こんな意見が出てくるかも知れません。

それに関して言える対応策は売上が上がっても生活費を上げない事です。

何故なら勤めていた頃の給料は全て天引きされていましたが

個人事業主の給料は何も天引きされていないからです。

天引きされた給料なら生活費に全部使っても問題ありませんが

天引きされていない給料を生活費に全部使ったら税金が払えなくなります。

だから売上が上がったからと言って生活費も上げてはいけないんです。

僕も軌道に乗り、売上が上がったとたん、生活費も無意識に上がってしまい

翌年の税金の支払いに余裕がありませんでした。

ですので税金がどれくらいかかるのかわからないのなら売上が上がっても生活費が無意識に上がらないようにしないといけないんですよね。

実際に僕は生活費が上がってしまっている事に気づき倹約家のお話しをYouTubeで聞く事にしました。

多くの倹約家の方が実際にお金を貯めるためにしている事は家計簿をつけることです。

僕も倹約家の方達が紹介している家計簿アプリ、マネーフォワードをダウンロードして家計簿をつける事にしました。

そうすると無意識に使っていた生活費の全ての金額を把握することができ

支出を減らして大幅に貯蓄率を上げる事ができたんですよね。

家計簿をつけて1年目は無意識に使っていた支出額を把握し

2年目から意識することで無駄遣いを減らす事ができました。

ですので生活費の無駄遣いを把握する為に家計簿は絶対につけましょう。

失敗例として売上が上がるとお金に余裕が生まれ、無意識に生活費の支出額が増えてしまいます。

何故なら店が軌道に乗り、何も天引きされていない金額は、

従業員時代の天引きされた金額とかけ離れているからです。

僕も毎月バイクが買えるじゃんなどと錯覚して調子に乗ってしまっていた時期もあります。

ドラゴンボールで例えると覚醒して強くなり過ぎてしまった孫悟飯状態です。

セル戦や魔人ブウ戦で圧倒的に強くなり過ぎて油断してしまい、立場が逆転されてしまうのと同じです。

給料が独立前の2倍から3倍だと錯覚してしまったら調子に乗って生活費が上がってしまいますよね。

特に独立して2年目、3年目の経営者が陥りやすいです。

僕も3年目くらいの時に独立して店舗展開している同級生に「順調で良かった。油断しないでね。」と言われました。

この事だったのかと後になって気付かされました。

売上が上がれば税金の支払い額も上がってしまいます。

ですので油断して生活費の支出を上げないようにしましょう。

このように僕も最初はわからない事だらけでたくさんの失敗をしてきました。

覚える事がたくさんありすぎてサロンの経費も全部覚えるのが大変なのもわかります。

ですのでこれだけは覚えておいてください。

経費について:まとめ

経費は売上の20%〜40%。

サロン3大経費だけで売上の15%〜25%。

この事から家賃、広告費、材料費だけで経費の半分を占めているので先ずはサロン3大経費を覚えましょう。

そして軌道に乗っても生活費をあげないようにしましょう。

給料が上がった分、生活費をあげてしまっては一生貧しい生活からは脱出できません。

給料と生活費の差額分が貯蓄になります。

ですのでサロンの経費と同様に生活費の家計簿をつけましょう。

さいごに

はい。いかがだったでしょうか。

今回は知らないと経営できない1ヶ月のサロン経費と言うテーマについてお話ししました。

経費や経費以外の支出が全て積み重なると月々の支払いがとても大変なのはわかったはずです。

一人暮らしや従業員時代は天引きされた給料だけで暮らせていた事が

個人事業主となると経費や税金、年金、保険など自分で支払わなければいけません。

つまり経費や生活費を含めると一ヶ月の支出が従業員の時と比べ

2倍以上になっている事がおわかりになったでしょう。

僕自身も独立前に独立している人に相談しに行った時に

家族を養いながら経営すると売上が最低60万円必要とおっしゃていた意味が痛いほどよくわかりました。

もちろん、家族経営や一人暮らし、共働きなどで負担額は変わってきますが

養う立場になるとやはり大きくなります。

ですのでいち早く売上を最大化させましょう。

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ぜひこのチャンスを見逃さないようにしてください。

最後に今回の動画をおさらいします。

経費で最も重要な事はサロン3大経費を覚える事です。

全ての経費の合計が売上の20%〜40%で有れば経営は順調と言えます。

全ての経費の半分を占めているのが家賃と広告費と材料費です。

ですので経費で最も重要なサロン3大経費を覚えましょう。

そして、売上が上がっても生活費が上がらないように家計簿もつけましょう。

今回の動画が為になったなと思った方は高評価ボタンやコメントもお待ちしております。

次回の動画を受け取りたい方は、ぜひチャンネル登録と次回の動画の通知が受けとれるようにベルマークのクリックを忘れないようにしてください。

最後までご視聴ありがとうございました。

それでは次回の動画でお会いしましょう。

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